文系の大学を卒業して、とあるソフトウェア開発会社に就職した1年目。
1ヶ月程度の短い研修を経て、配属された部署で最初にやったことは
SQLを学ぶことでした。
その部署は、とあるDBベンダと関わりが深く、SQLが必須だったのです。
そして、私にとっても最初に学んだ言語がSQLであったのは
今にして思えば幸運だったと思います。

宣言型言語であるSQLを学ぶ最大の障壁が、
慣れ親しんだ手続型言語の考えた方と言われています。
(Java、PHP、VB、C#などが手続き型言語、代入・分岐・ループを基本的な処理単位とした言語。
それに対してSQLは宣言型言語、出力などの対象を宣言する言語。
例えば、SELECT文は、どこから(FROM)、なにを(SELECT)、どのような条件で(WHERE)
出力するかを宣言したもの)
最初にSQLの基礎をしっかり学んだことで、
手続型言語でSQLを混乱なく利用できたと考えています。

そして、最初にSQLを学んでから10年以上。
多くのプロジェクトに携わってきましたが
SQLを使わないプロジェクトは、ほぼありませんでした。
もちろん、それは私がDBMSを使用したプロジェクトに多く携わっただけの
話なのですが、Java、PHP、VB、C#、etc…。
プロジェクトで使うプログラミング言語は変われど、SQLが変わることはありません。
今後も変わることはないと予測します。

SQLの重要性を実感しつつある昨今、先日、書店で気になるタイトルの本を目にしました。
 SQLアンチパターン [大型本]

DB設計やSQL記述の際に「すべきでない」ことを記した良書です。
安い値段とは言えませんが、斜め読みしてすぐに購入を決断しました。
機会があれば、このブログでもその内容を紹介していきたいと思います。
(※あくまでエッセンスのみですので、より詳細に知りたい方は購入をお勧めします。
決して無駄な投資とはならないでしょう)